航空機用部品組付け装置
概要
ロボットを用いた航空機部品の組付け装置
特徴
航空機に使用する部品組付けを自動化しました
本設備の導入まで、航空機部品は人手で組み付けること多い労働集約型の仕事でした
2つのパーツフィーダーから部品を供給し、ロボットがそれらをピックアップします
それぞれの部品を組み付けステーションでアッセンブリーします
その後、カシメ機に投入し最終形状にします
加工後は製品を出荷用トレイに並べます
出荷用トレイが満杯になったら排出します
このロボットは一つのアームに3種類のツールを取り付けており、それぞれの作業場面に応じてツールを入れ替えています
非接触式熱板溶着機
概要
2つの樹脂部品を溶着するための設備です
特徴
500度の熱板に樹脂を近づけることで非接触で表面を溶かします
その後、型を合わせることで、2つの部品を溶着します
溶着部の治具の移動にはロボシリンダーを用いており、溶融時・溶着時の位置を 1/100 単位で制御できます
オペレーションに必要なパラメータをタッチパネルから変更可能です
工程
作業者が製品を治具にセット
スタート
熱板により溶着面を溶融させます
熱板を移動させます
溶融面を合わせることにより、溶着し一つの部品として完成させます
サイクルタイム
製品の大きさや材質にもよります
Average 30S-40S
自動密度測定機
概要
テストピース 四角片 の密度を自動測定する装置です
特徴
2本のロボシリンダーと2つの高さセンサーを組み合わせ試験片の L x W ｘ H を測定します。
重量を試験片下に設置されたデジタルスケールで測定します
密度を自動計算します
製品データは貼り付けてあるQRコードから読み込みます
タイムスタンプ・製品データ・L W H ・重量・密度情報をCSVファイルに書き出します
測定精度： L400mm x W400mm x H50mm 発泡品試験片において、L Wの測定精度 ±0.1mm
測定位置・スピードはロボシリンダーの調整で自由に設定可能です
測定スピード： 30秒： 400ｘ400ｘ50 試験片の場合
> 10秒： 100X100X100 試験片の場合
JIS規格用 繰り返し圧縮試験機
概要
JIS規格に基づいた圧縮試験機です
特徴
設備の設定はタッチパネルで全て行います
圧縮量・回数・スピードなどはタッチパネルから確認可能です
圧縮量は本機では手動ですが、自動化で対応することも可能です
デジタルとセンサーによる制御を導入しています
緑地化用土のう自動袋縫製装置
概要
土のうの上端・右端を自動縫製する装置です。
作業の改善ポイント
これまでは作業者がミシンを操作し土のうを手動で縫っていました
作業者がミシンの操作につきっきりでした
重労働であり、かつ付加価値の低い仕事でした
設備の機能
作業者が土のうをセットして、起動ボタンをおすことで、上端・右端を自動縫製します
① 作業者が土のうセット
② 上端を縫製
③ 送り機構で90度角度を回転
④ 右端を縫製
⑤ 排出
サイクルタイム 4.4秒
効果
作業者の段取り時間が軽減され、生産数が上がります
また、ミシン縫製の作業を省略でき、重労働から解放します